オーストラリアの郵便局の評価は高くない。
日本に比べて一部のサービスがよくないからだ。
小荷物は、日中不在となれば届けてもらえず、
郵便局までとりにいかなければならない。
これでこまっている人をたくさん知っている。
幸い私のアパートでは受付カウンターがあって、
私どもが不在の場合でも代わりに郵便局から受け取ってくれていて助かっている。
ある意味これが普通のように感じてしまっていたのだが、
実はこの件で難儀している人は多いのだ。
CEOがかわってサービスが改善するようになればいいのだが、さて如何に。
日本の郵便局の確かなサービスを豪州に期待するのは幻にすぎないのか。
豪郵便局オーストラリア・ポストは23日、次の最高経営責任者(CEO)に
ナショナル・オーストラリア銀(NAB)の豪州部門の元CEOであるアハメド・ファアワ氏を指名。
就任は来年2月となる見込で、コストカッターとしての手腕を国営企業に生かせるかが注目される。
レバノン移民の父親をもつファアワ氏は、イスラム教徒として初のオーストラリア・ポストの
取締役となる。報酬は今後4年間で最高3,400万豪ドルに上る。
同氏は、オーストラリア・ポストの運営自体はうまく行われているとした上で、
電子メールをはじめとするインターネットの普及により、
郵便事業がかつてない困難な状況に置かれていると指摘。
このことが、CEOを引き受けた大きな理由だと述べた。
ファアワ氏は、中核の郵便事業のてこ入れに注力する方針で、早くも切手価格の見直しに着手する
考えを示している。
同氏によれば、豪州の郵便料金は西洋諸国で3番目に低いという。
ただ、豪自由競争・消費者委員会(ACCC)は2週間前、切手の最低価格を55豪セントから
60豪セントに引き上げる提案を却下していることから、料金改定は容易ではないとみられる。
郵便事業の民営化については否定的で、民間企業で働いた経験からも、
国民が所有する現在の形が望ましいとの認識を示した。
同氏は今年初めにバーレーン拠点のイスラム投資銀行ガルフ・ファイナンス・ハウスの
最高経営責任者(CEO)に就任したばかりだった。
NNAより