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豪船病院船沈没位置発見

日本海軍の魚雷攻撃を受けたセントー号
 
12月20日、難破船探しの専門家グループが、QLD州沖合いの海底で
オーストラリアの病院船セントー号らしい物体を発見した。
同船は、日本海軍の攻撃を受けて沈没、大勢の人が犠牲になった。

今回、海中ソナーを使った沈船捜索隊のディレクター、デビッド・マンーズ氏は、
政府当局者に沈船の正確な位置を通報し、同船の撮影は2010年1月から取りかかると発表した。

通報を受けた連邦政府のジュリア・ギラード首相代理が声明文書を発し、
「船に乗っていた人々の親類縁者もその他のオーストラリア国民も今回の発見に感謝している。
AHSセントーの発見により、国のために殉職した268人の看護師や乗組員が眠っている位置が
明らかになり、心おきなく追悼することができる。
犠牲者の家族や友人も、これで心が落ち着くのではないだろうか」と述べている。

同船は、1943年5月14日、ブリスベンの東北東約50カイリの地点で
日本海軍潜水艦の魚雷攻撃を受け、乗っていた332人のうち、生存者は64人だけだった。

捜索隊は、遭難現場で高解像度ソナー・トラックライン5本を流して海底の様子をさぐっていて、
沈船らしい影を発見したがもので、現在は沈船の鮮明な画像を得るためにソナー5基を使って
調査を進めている。

アンナ・ブライQLD州首相は、
「今日という日は、1943年に悲劇的な最期を遂げた人々とその家族のことを熟考する時だ」
と語った。

この調査のため、連邦とQLD州政府が合同で400万ドルを出資し、
国防省、州首相府などの職員が監督や技術的援助を行っていた。

マーンズ氏は、沈船は、モートン島南端から真東30カイリの地点の深さ2,059mの深さに
横たわっていると語った。

AAP


by yskkyhh3 | 2009-12-21 03:55
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