ビクトリア州でも田舎暮らしが脚光を浴びている。
たとえ田舎でも賃貸物件は週100ドルくらいからだそうで、
そこに週1ドルの物件が出てきたものだから話題沸騰。
人口815人のワイチューブという小さな町。
きっと魅力的な小さな町なのだろう。訪問してみたくなった。
http://www.wycheproof.vic.au/
VIC州の農村で農家を週1ドルで貸し出しており、2家族が都市生活を切り上げて移住を決めた。
農家を貸し出しているのはメルボルンから車で3時間ほどのワイチェプルーフで、
ダレンとサリーアンのサムソン夫婦が子供3人とともに移り住むことを決めており、
クリスマス・ホリデーにはクイーンズランド州からもフィルとトニマリーのホーゲンドーン夫婦が
娘2人とともにVIC州の田舎に移り住む用意をしている。
ワイチェプルーフの「週1ドルで農家貸します」になんとオーストラリア一円から100家族が応募した。
サムソンさん一家とホーゲンドーンさん一家は応募家族の中から選ばれたもの。
ワイチェプルーフは人口815人。
しかも都市への人口集中で農村部の過疎化が進んでいることはいずこも同じ。
地域社会そのものが収縮し、就学児童人口も減り、フットボール・クラブさえ
十分なメンバーが集まらず、運営が危なくなると懸念している。
新しい住民を集めようと空き家になっていた農家2軒を貸し出すことを決めたもの。
これまでにTAS州のレベンデールやNSW州のカムノックでも同じような試みが実施されている。
最終選考に残りながら、週1ドルの家賃を逃した家族も、
地域の物件を週$100から$120で借り上げている。
この成果に気を良くしたワイチェプルーフでは、
2010年の新学年が始まる前にもう一度農家2軒を週1ドルで貸し出すキャンペーンを展開する。
AAPより
http://www.wycheproof.vic.au/
と、ここまでは日本でもよくある話。
じつはここからのサポートが大事。
都会から農家に移住して、幸せに暮らせることが大事。
行政のお仕事は、こうして迎え入れた「よそ様」の幸せをどう支援できるかである。
田舎町の特に地域社会の質とは、実はこういうところで試されているのではなかろうか。