今、はまっているのが
iPhoneアプリケーションの大辞林とi文庫
どちらも「美しい日本語がデザイン」されている。
デザインと言えば武雄市のナカノ君なのだが、
彼のデザインコンセプトよろしく、
操作性が見事にデザイン化されていてすばらしい。
「大辞林」
フォントの大きさをついつい統一してしまいそうなところがうまく回避され、
その代わりとしてデザインされる「文字」の大小が、とても気に入っている。
黒い背景に白抜きで、画面いっぱいに、鮮やかに描かれている。
明朝体っていう選択も実にすばらしい。
「ああ、日本語はこんなに美しくおもむきのある言葉だったのか」とあらたまる心境。
「だった」と、不用意にも過去形にしてしまったが、
これからもiPhoneと大辞林のコンセプトがあわさって、
魅力ある日本語の表現が牽引されていくことを願うひとりである。
開発者に心から敬意を表したい。
10/07/2009@Alice Springs Town Council
続いて、
感動したのが、i文庫。
なんと「死者の書」が入っている。
折口信夫先生の御本がiPhoneに在る。
このあたりのセンスが輝いていて、実にいい。
優れたアプリには優れた作品が並べられているのだな。
おかげさまで、只今は快適な電車通勤のひとときを過ごさせていただいている。
開発者に心からお礼を申し上げたい。
これからもよいお仕事をお続けください。
ご期待申し上げます。