「ブックディレクター」という職業があるらしい。
本棚を編集するお仕事だ。
そのひとの名は、幅充孝さん。
羽田空港第2ターミナルビルにあるスーベニアショップ「Tokyo's Tokyo」を訪れた方はお気づきか。
壁も棚も平台もすべて白で統一されたインテリアで、従来の空港の土産品店とは趣を異にしているらしい。
奥の壁一面にある棚には、日本各地の推薦本が並べられていて、
九州は、写真家土門拳さんの代表作「筑豊のこどもたち」があるらしい。
氏は、
「物と物とを組み合わせて、補完しあうことで新しい価値を生み出し、面白さを増幅させるんです。」という。
また、「お客は店や経営者の世界観を買うためにやってくる。」と。
「地球の歩き方」の横にガルシア・マルケスの「百年の孤独」を置いてみた。
そうしたら、当初の目標の130パーセントの売上となった。
そう、世界観。
これにつきる。
7月26日撮影。カタジュタの夕暮れに