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寒いシドニー ゆるいシドニー 負の連鎖からの解放
先週からぐっと寒さを感じるシドニーの街。
寒いと体が硬直して精神衛生上も良くない。

体が硬くなってしまえば、
考え方や仕事の仕方にまでその影響が波及し、さらに良くない。

負の連鎖はどこかで断ち切らなければならない。
なんだか、ゴルフのスコアメイクの話に出てきそうだが・・・。

業者からシドニー事務所に届く請求書類の不備が2件続いた。
この処理に日本では考えられないような時間と手間を要する。

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普通日本では誤りをただすのに双方の合意のもと請求書の差し替えを行う。
電話やメールで双方が正しい内容を確認すれば、
書面は正しく記載されたあたらしい書類に変わる。

もちろん、間違った方(発行する側)の責任において差し替えられる。
それも迅速に。

シドニーでは違う。正しく記載された書類にかわることはどうやらなさそうだ。
今回接した事案2件ともにそうだ。

いったん発行した請求書の差し替えという概念はないらしい。
これには正直困惑している。

「次の請求書で正しく差し引いておくから心配いらないよ。」といった
なんとも能天気な姿勢なのである。(個人的にはこういった姿勢は嫌いではない。)

こちらに来てから1年以上になる。
私生活のうえでも、このオージー「らしさ」に慣らされてしまった感は否めない。
きちんとことが運ぶことを期待しなくなったといったらわかりやすいだろうか。

でも、こんなゆるい姿勢が仕事の場面でも出てくると厄介である。
話が広がりすぎてきた。もとに戻す。

こちらの事務所側としては
正しい経理処理を疎明する書類を担保したい。

業者側と電話やメールでやり取り。

電話では担当者はキツい言葉なんかを浴びせられ本当にいやな仕事で、
間違いを正しく指摘する方が
不愉快な思いをしなければならないのは全く持って不条理なのが・・・

しゃべってくるだけでなんにもアクションを起こそうとしないものだから、
こちら側が計算をしなおして提示して、正規の処理へと導くという案配だ。
そうして、一連のやりとりを紙にして疎明書類とするしかないのが実状である。

なんともすっきりしない。暗雲たれ込めるシドニーの空を見上げるかのようだ。
早く、快晴となってもらいたい。

ところで、
こちらで事業を営んでいらっしゃる日本人の方々は、威勢がいい人が多い。
こういったケースなどは、先方と激しく議論し、ガンガンとクレームをつけて
なんとか業務を遂行なさっていらっしゃるようである。
なまなましい、手荒な事案のお話も聞いたことがある。

小職どもにはそういった度胸も能力も持ち合わせていないところから、
上記のような格好を装ってしまって、なんとも情けないと吐露してしまう。

それでも、私はこんな「ゆるり」としたシドニーが嫌いではない。
むしろ何でも包み込むようなおおらかな気質を好いている。

細かなことを気にするより実をとる姿勢か・・・。
会計処理の考え方もふくめ、
いろいろ勉強になる寒いシドニー、ゆるいシドニーの夜なのである。

ときには、こんな下らん記事もお許しくだされ。
by yskkyhh3 | 2009-06-17 00:06
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