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オーストラリア 新型インフル29日現在 患者209人
テレビで問題のクルーズ船の航行中の映像が流れている。
7月、8月は北半球では夏休みということもあってか、
例年オーストラリアへの訪問が増える時期であるが、今年は様子が変わるかもしれない。

事務所の方にも、姉妹都市関係の行事のキャンセルの報告や問い合わせて来ている。
深刻である。


5月29日現在、オーストラリア国内の新型インフルエンザ患者が209人に増。

医薬会社はここ何週間かの間にワクチンも完成すると発表。
連邦政府も病原ウィルス、A型(H1N1)株の緊急研究に出資することを決定。

5月25日にシドニーに入港したP&O社の外洋クルーズ船「パシフィック・ドーン」乗客のうち、TAS州住民1人とQLD州住民1人が検査の結果、同株陽性と判定された。
TAS州民初の新型インフルエンザ患者となった。

ワクチン量産に向けて開発を急いでいるCSL社は、
2009年8月までにはワクチン出荷を開始できると発表。

連邦政府は初回1,000万人分を発注。
アメリカ政府も1億8,000万米ドル分を発注している。

CSL社の豪子会社CSL Biotherapies社では、
「臨床試験用のワクチン候補を用意している。
メルボルンの製造工場からの初回バッチは7月末から8月初めにかけてあたりを予想。
国内向けにも海外向けにも何とかニーズに間に合わせることができると思う」としている。

5月29日、連邦政府は、
National Health and Medical Research Council (NHMRC:オーストラリア保健医療研究委員会)
を通して、新型インフルエンザ研究に700万ドルの予算を用意すると発表。

AAPより

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by yskkyhh3 | 2009-05-31 04:03
新型インフル、オーストラリア国内感染者数28日午後5時時点で103人
昨晩、長男がどうやら風邪にかかったようだ。
鼻水も出ると言っている。

そういえば、私もノドがつかえる感じがする。
電車で通勤しているときに感じた。

朝晩の気温が下がっているせいであろうか。
そんな朝、NNAのニュースより下記抜粋する。

イベントの開催に大きな影響がないといいのだが・・・。


豪州国内では、感染確認数が27日夜の66件から翌28日の午後5時時点で103人に急増している。
専門家は、今後国内での感染数が5人に1人に相当する約400万人にまで拡大する可能性があると指摘。

スポーツやコンサートなどのイベント開催延期を求める声も上がっている。
28日付地元各紙が報道。

新型インフルによる死者数が85件と最も多いメキシコでは、感染者数が4,721人に。
米国では一晩で新たに212人の感染と1人の死亡が確認され、感染者数は6,764件に拡大。
英国や南米諸国、韓国、香港でも新たな感染が報告されている。
豪州でもここ数日で急増。

ロクソン保健相は28日、1,000万人分のワクチンを医薬品会社CSLに発注したことを明らかにした。

ニューサウスウェールズ(NSW)州大の伝染病研究部のマッキンタイア教授は、
政府が早急に、大勢の人が集るイベントに対し中止措置を取れば、感染拡大が防げるとコメント。

シドニー大の全国免疫研究センターのブーイ研究所長は、
感染数が70人以下の段階でも、実際は約1,000人が感染している可能性があると指摘。

「症状が現れていなかったり、鼻をすする程度でも感染しているケースがある、
感染に気付いていない人も多くいる」と表面化していない場合があることを説明。

今後数週間以内に感染数が数万人に拡大する可能性があるとともに、
「数十万人にまで拡大すれば、死者が出てもおかしくない」との見方を示した。

専門家によると、新型インフルの感染リスクが高いのは18歳以下の子ども。
65歳以上を中心に大人は幾分の免疫を備えているとみられている。

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by yskkyhh3 | 2009-05-29 09:39
アリススプリングスとンパントゥエ Alice Springs & Mparntwe
通称アリスとして知られるアリススプリングスは、
130年くらいの短い歴史の中で、
大陸横断電信線(Overland Telegraph Line)の単なる中継所からモダンな町へと変化し、
周辺地域への主要サービスが集中する場所になっている。

ここで注意してほしいのが「周辺地域」という言葉だ。
ノーザンテリトリーの極々一部、点と言っていいほどの広さ「しかない」アリス。

そこからの発せられるサービスの形はどんなものであろうか。

通常は干しあがったドット川。
その名は、アデレードの電信線の建設責任者「チャールズ・ドット」に由来し、
泉のほうは彼の妻のアリスから名付けられた。だからアリス・スプリングス。

1888年、電信中継所の数キロ南に鉄道計画の路線起点として町が創設され、
のちに「スチュアート」と名付けられた。
町の発展は遅々として進まず、現在の大きさになったのは最近であるそうだ。

アリス・スプリングスと公式に改名されたのは1933年で当時の人口は200人。
1950年代になってもまだ、アリス・スプリングスの人口は3ケタに満たず、小さな町だった。

第2次世界大戦までは、町に通じる舗装路もなかった。
南のポート・オーガスタやアデレードに向かう古い道路が
完全舗装のハイウェイに変わったのは1987年。

多くの旅行者にとってアリスは、ゆっくりとくつろいだり、
何日も車で旅したあとに物資を補給する場所となっている。

センター地方の開拓を彷彿とさせるもの。
たとえば、ロイヤル・フライングドクターの基地(Royal Flying Doctor Base)。

中央オーストラリアの人々にとってアリスはどんな存在だったのか。
そして、これからはどんな町を目指すのか。ソーラー・シティか。

興味は尽きない。

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ンパントゥエ(Mparntwe)のことを記しておきたい。

アリス地域は代々この地にすむアボリジニのアランタ族(Arrernte)。
ンパントゥエ(Mparntwe)という名前で知られているらしい。

地域の中心はアンザック・ヒルのすぐ北。
チャールズ川(アンティルケ・ウルペイへ)とドット川(Lhere Mparntwe)合流する場所。

「町の地形的特徴は『創造主の先祖』が作った」とされている。
それは、イエペレン(Yeperen)、ンティアルケ(Ntyarlke)、ウトネレンガティエ(Utnerrengatye)
と呼ばれている毛虫の精霊たちだそうだ。

「創造主の」とはおそら宗教的思考からのバイアスがかかっている。
その宗教とはキリスト教に他ならないわけであるが・・・。

シンプルに「先祖」や「精霊」と言われるとしっくり来るのだが、
「創造主の先祖」となると鮮やかな色彩を放つ部族の姿が
色眼鏡をかけてみているような気分になる。

そんなことを考えさせられる、ンパントゥエ(Mparntwe)なのである。
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by yskkyhh3 | 2009-05-28 06:22
ロバート・ローラー著「アボリジニの世界」
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拝読させて頂いた。

大学時代の旧友に会って長話をさせてもらった気分とでも言おうか。

と、同時に、冷静に文字を追う自分に
「感性が鈍化しているのではないか」という悲しさをも覚える。

そんな、夜明け前なのだ。

断片的に言葉を拾うと


・・・アボリジニによれば、
「各人の本質は、集合的な源から生じた質と特性とが、特殊なかたちで組合わさったもの。」
「人はみな、女性からのみ生まれる訳ではない。人はみな、女性として生まれる。」
「女性は、自然から生まれたが、男は文化が作った。」
アボリジニの言語には、「所有」を意味する言葉など皆無・・・。


といった文言に惹かれていく自分を感じた。

長尾力先生の訳を通してのロバート・ローラー氏の並べる言葉は、
カール・グスタフ・ユング先生やレヴィー・ストロース先生の言葉と交差する。

イニシエーション、儀礼、自傷行為、無意識レベル、恍惚、トランス状態、割礼、トリックスター、トーテミズム、アニミズムなどの言葉によって文章が編まれ、
次第に表象されていく概念のなかに、アボリジニに近づく重要な鍵を発見した気分になる。

「複雑な親族体系」「断食」「感覚遮断」「ユティ」などがその鍵である。
これらはひとことで「ドリームタイム」と氏はいう。

一方で、

訳者が奔走なさって集められたであろう膨大な量の写真や図版がどれも洗練された
素晴らしい出来のいいもので、脚注といい編集がとても気に入った。
むしろ文字よりもこちら側からのアプローチが正しいのではなかろうか。

「アボリジニの世界」がこうして形づくられているのだと気付くとき、
過日のアリススプリングスでの連邦政府のニュースなどからは
アボリジニたるアイデンティティはもはや消滅しているのではないかと思われたりもする。

アボリジニの遠き祖先からして、悲しい虚像としか映らない現実のなかの彼ら。
それがオーストラリア国のなかの悲しいアボリジニの今の姿なのかもしれない。

次はこの本に描かれている彼らの
成人になるまでのことを記したい。
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by yskkyhh3 | 2009-05-27 03:52
アボリジニの世界 ドリームタイムと始まりの日の声
タイトルは一冊の本からのものである。
「アボリジニの世界 ドリームタイムと始まりの日の声」

シドニー事務所の書棚に並んでいたので、
自分の机のうえに置いていたものを今開いてみた。

著者はロバート・ローラー氏
ニューヨーク州立大学で理学士号を取得。
トルコ、シリア、イラク、南ヨルダン放浪ののち、
タスマニア島沖に浮かぶ島に在住。

とある。

翻訳者は長尾力氏
東京大学大学院修了。専攻は科学基礎論。

2003年第1版印刷、発行。発行所青土社。

ぱらぱらとめくると豊富な図版が印象的だ。
カラー、モノクロに限らずどれも魅力的だ。

目次から文字を追ってみる。

第10章 儀礼周期、
第13章 アボリジニの親族体系
第14章 夢、大地、アイデンティティ
第15章 トーテムと社会
第17章 狩猟採集者とトーテミズム
第18章 トーテムと精神(マインド)
第19章 トーテムとアニミズム

といった文字面が顔をそろえている。

今晩あたり、気合いを入れて付き合ってみたい。
こう宣言して、ことにあたろう。
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by yskkyhh3 | 2009-05-26 15:12
アボリジニのキャンプ地と連邦政府
連邦政府がアボリジニのキャンプ地を管理する先住民族評議会から強制接収すると威嚇していることに対して、各界から批判が出ているようである。

キャンプ地は北部準州(NT)の町アリス・スプリングスのはずれにあり、先住民族が集まって生活している。
連邦政府はキャンプ地が、先住民族の女性や子供にとって危険な状態になっているとしている。


5月24日、メルボルンを訪れているジェニー・マクリン先住民族問題担当大臣は、
「キャンプの生活環境はひどい状態だ。混雑、劣悪な住宅に加えアルコール問題や絶望的な気分から危険な状態になっており、凶暴犯罪の温床になっている」と語った。

しかし、前政権時代に北部準州先住民族コミュニティに連邦政府直接強制介入対策を取った野党保守連合のトニー・アボット議員は、「接収を支持するが、政府の行動は余りにも遅かった」と批判している。

一方、キャンプを管理している先住民族グループの「タンジェンティエレ評議会」は、
「政府は強権的な対応で先住民族グループを福祉依存の悪循環に押しとどめようとしている」と、
これもやはり政府を批判。

また、連邦政府直接強制介入対策に反対する先住民族グループに協力する
ジョージ・ニューハウス弁護士は、
「政府のタウン・キャンプ接収は国連の定めた先住民族権利に抵触の可能性がある」としている。

「タンジェンティエレ評議会」は、以前連邦政府が出したところの、
「キャンプの住宅・保健衛生改善事業に1億2,500万ドルを供与する交換条件として
評議会は連邦政府に対してキャンプ地の40年間貸与に同意する」という提案を拒否。

マクリン大臣は、
「評議会が同提案に応じない以上、連邦政府は強制接収するしかない」と語っている。

AAPより

なお、本件にアリススプリングスのタウンカウンシルは直接的には関与しないらしい。
あくまで、連邦政府とキャンプとタンジェンティエレ評議会のことということか。

このあたりが日本の国と地方自治体との関係において、その趣が異なるといえるところだろう。
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by yskkyhh3 | 2009-05-26 14:20
プリモ・イタリアーノ 2009 報告
5月24日ハイドパークからの幟を目印に。
予想通りの賑わいです。

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by yskkyhh3 | 2009-05-26 06:14
Snow Travel Expo@Sydney Exhibition and Convention Centre
日本のブースは予想通りの賑わいであった。
中でも「白馬」の力の入れ様は際立っていた。
写真で十分説明がつくと思われる。

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by yskkyhh3 | 2009-05-25 06:20
観光誘致 Sydney Exhibition and Convention Centre イタリアのイベント
先週のシド二ーは長雨であった。
こころなしか気分もどんよりして、シドニーらしからぬお天気であったが、
今朝はお天道様が明るくシドニーを照らしてくださっている。

ダーリング・ハーバーのコンベンションセンターにいって、
スキー関係、観光誘致の現場にいってみる。

この手の催しには、子供の頃からよく父に連れられて行っていた。
場所は博多。一度だけ東京での催しに行ったこともある。
その頃の父の仕事はパンやアイスクリーム関係の仕事であった。
新作発表のブースがずらりと並び、
さながらお祭りの夜店のようであったことを思い出す。

ほとんどが業界の人だと思われるが、日曜日開催とあって、
ブースに一般客がどれだけ寄っているのかも気になるところである。

用事は午前中にすませ、お昼頃からはハイドパークの東側、
ダーリングハースト、イーストシドニー辺りを散策してみよう。

スタンリーストリート、ユーロングストリートが賑わっているらしい。
恒例のシドニー・イタリアン・フェスティバルの目玉イベントとなるプリモ・イタリアーノ。

兼ねてから日本語でもPRされていたので相当人数が集まっているに違いない。
名古屋とシドニーのフェスティバルも予定されることから、
下見として見逃せないと思うのだがこれ如何に。

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by yskkyhh3 | 2009-05-24 06:46
私の感じるアボリジナルとそのアート
私は「アボリジニ」についてくわしくはない。

わたしが今感じていること。
それは彼らを印象づけるアートである。

かつてパースで見た点描画には素直に感動したことを思い出す。
もう2年前になるが初めてオーストラリアを訪問した時のことであった。

根気のいる作業と描き始めから全体のデザインや構成が決まっていなければ
とうていできないであろうと想像させる点描画の力作を鑑賞することができたのだ。

弁護士をしている元JETと待ち合わせすることになっていたビルのロビーが展覧会場。
時間まで私はそれらを眺めていた。

確か絵には値段がついていたと記憶する。
そのとき私のポケットマネーではとうて買えないと思ったことを思いだした。

残念ながら、彼ら弁護士はこれらの絵について私に説明をしてはくれなかった。
もちろん、私も、なにも聞かなかったから当然と言えば当然なのだが、
ごく普通の催しとして、自然と日常にとけ込んでいるからだろうと受け止めた。

都市部で売られるアボリジナル・アート。
アリススプリングスにもそのマーケットがあるらしい。

シドニーで生活していてはアボリジニの精神を感じることはほとんどないのだが、
いろいろな文献をつまみ読み進むほどにいろいろと根深く何かがあるようで、
興味は広がるばかりのこのごろなのである。

特に民俗学からのアプローチが学生時代に戻ったみたいで、私を駆り立てる。
早速、先日のパーティの場でアボリジニの話題をオージーに振って見たが、乗りがいまいち。

わたしもあまり深入りすることをさけた。
知的領域とは違うところでこれらと接すべきか、わたしはいまそう感じている。
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by yskkyhh3 | 2009-05-23 23:24