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通知表 石丸三郎先生著 編集K&KMORI
 F氏の中3の息子も“突っ張り”のひとりで、夏休みと毎週土曜日の勉強会に参加し、数学の力がぐんぐん伸びてきました。
 3学期になってK市の海員学校を志望しました。本人の希望で担任教師も、推薦入学の手続きをとりました。柔道部で体格も良く運動機能も優秀でした。ところが、2年と3年の教科評定の総合点が基準に1点足りないのです。それに加え、2年生の時の行動評価が思わしくありません。
 担任教師が思案にあまって相談にみえました。2年の数学の評定は「2」なのです。そこで私が校長として「特別の推薦状」を書きました。
 「2年の時は『突っ張り気味』であったが、今では推薦できる立派な生徒になっている。私がこの子の保証人になるから入学を許可していただきたい」お陰さまでこの子の入学は認められました。
 その年の3月末、私は地元の町長の度重なる要請で定年前に校長職を辞して、4月、地元の町の教育長になりました。
 同年の年末、ある日のこと、出張から帰った私に、職員が一通の封書を渡し、「F氏の来訪」があったと告げました。
 開いて驚きました。海員学校の通知表でした。
 立派な成績です。
 1学期は学年で3番、2学期は2番です。中でも数学の成績は抜群で1学期93点、2学期は95点でした。
 後に、この子はK大学に進みました。
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by yskkyhh3 | 2005-01-07 13:48