タマー地域は降水量も多いことから林業が盛んであるらしい。
なかでも1875年創業のGunnsは豪州最大手。
べニア、ウッドチップの製造販売を行う。
ウッドチップ事業は1970年からスタート
当初は日本企業数社との合同事業としてはじめられたそうだ。
現在、Gunnsが生産するウッドチップの90パーセントが輸出である。
そのうち75パーセントから80パーセントが日本向け。
チップはカットしても日本とは切っても切れない関係だ。
ウッドチップ工場ではパインとユーカリの2種類から製造する。
それぞれ専用の港をもつらしい。
今次は持続可能な木材利用ということで植林業にも取り組む。
林業政策に関しては、TAS州政府、連邦政府ともに
民間企業による州北部でのパルプ工場建設計画を承認済み。
総工費約19億ドルとのこと。
ラッド政権も同計画を支持しているが、
ウィルダネス・ソサエティー等の
環境保護団体は建設反対運動を展開しているそうだ。