仕事がら、タスマニアのニュースには敏感になっている今日この頃です。
11月22日朝、
TAS州北西部スタンリーに近いアンソニーズ・ビーチで地元の女性が砂浜に大量に乗り上げているクジラを発見、
州公園野生局に連絡、
同局が地元ボランティアに連絡して救助が始まった。
乗り上げたのは確認された頭数だけで65頭、
そのうち52頭はすでに死んでおり、
ボランティアは、麻袋を生きている13頭にかぶせて、太
陽の紫外線が当たらないようにする他、
バケツで海水をかけて皮膚が乾燥することを防ぎながら、
23日朝の満潮時を待った。
同時に4WDでクジラの死体を移動し、
生き残っている13頭を何か所に分けて集めている。
スタンリー周辺ではクジラの砂浜乗り上げは珍しくなく、
22日も州政府職員14人が現場に急行、
座礁クジラ救出設備も州全土から集められている。
また、乗り上げの起きた地域は荒々しい自然の海岸線が延びており、
一般市民が安易に押しかけるのは危険として、
自制するよう呼びかけている。
ゴンドウクジラは、
イルカ科だが、
専門家は、ゴンドウクジラの行動様式はクジラに似ているとしている。
ゴンドウクジラ(ゴンドウイルカとも)の英語名はpilot whaleで、
大量に浜に乗り上げる習性からその名が付いたとも言われているが、
その原因は未だに明らかになっていない。
(AAP)