私が若い頃、勤めていた武雄中学校は1学年14クラスのマンモス校でした。
前年度は1年担任だった私が、新年度は3年担任となり生徒指導を命じられました。新3年は問題の学年でした。
春休みの最初の学年会議に、生徒達の「集団万引き」で警察へ行き出席できませんでした。学年会議は学級編成作業です。
生徒全員の2年生での「成績カード」を点数順に並べて組み分けをするのです。そして、あらかじめ抜き出していた問題をかかえた生徒達を分散配置します。
その後「くじ引き」で担任する学級を決めるのです。
「くじ引き」は学年主任が変わって引いてくれていました。
それはよかったのですが、クラス全員の個人別成績カードは職員室の私の机の上に置かれていました。