同僚職員の木村さんは、正しい日本語と英語をお使いになる。
私に中学高校時代の勉強の仕方を語ってくれたので紹介したい。
はじめはお姉さんの影響が大きい。
英語に興味をもたれていて、
少年の彼にいろいろアドバイスをなさってくださったそうだ。
英語の発音の仕方など。
そのうち木村少年は、その「音」に興味を持ち始めた。
英語教科書にかいてある英語のカセットテープを書店で購入し、
何回も何回も聴いたそうだ。
少年は、ついに英文を覚えてしまうまでになった。
それから、普段の生活でのいろいろな場面を、
英語に置き換えて文章化することを試みた。
例えば電車の中ではいろんなタイプの人を観察する。
そのことを英語で表現することを頭の中で繰り返す。
自分一人の時間を少年は有効に使っていたのだ。
そうして、その少年は東大にいくことになるのである。