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いま、この時期、山作業の手を抜くことは出来ない。また竹薮に戻ってしまうのよ。だから…
私と妻は、山に入る。私どもは山に暮らすのが好きだ。
二人で好い。大勢の人を誘惑できる時節ではないから。

もちろん遊びがてら作業にいらっしゃる方々は大歓迎。
その代わりそれなりの恰好をして安全第一の装備でね。

いま、この時期、山作業の手を抜くことは出来ない。また竹薮に戻ってしまうのよ。だから…_b0014152_05454341.jpg

思い起こせば、
冬の間毎週末のようにバーベキューを楽しんでいたね。
そう、山の作業で火を囲み、牡蠣や肉の豪勢な昼食よ。

それまで荒れていた薮は見事に整備され、竹林と雑木
林と言えるようになった。春先には筍も楽しんだよね。

でも、問題はこの季節なのだ。そのまま放っておくと
細い小さな若竹と雑草が再び勢いを強めて山肌を覆う。

6月中旬から7月中下旬にかけて四週間も放っておく
ともう手が付けられない。また荒れた姿に戻るのだよ。

いま、この時期、山作業の手を抜くことは出来ない。また竹薮に戻ってしまうのよ。だから…_b0014152_06150779.jpg

私が東京からシドニーに行ってしまったが故に地域の
里山もこうして再び荒れてしまった。それまで来てく
れていた福岡の東島さんや九州大学の学生さんたちと
地元の人達の連絡連携が面白くコーディネートできな
かったことによるのは明らかだ。何度か電話で相談を
受けて、少しの企画調整を試みたこともあったのだが
遠隔ではどうしようもないくらいに無力を感じたのよ。

もちろん事務を引き継いでくれた職員や地区の役員さ
んたちを責めるつもりはない。私が帰国して挨拶に行
ったとき、開口一番「かずやさん、申し訳けない〜」
と先に頭を下げられると、悲しくなってしまいました。

問題は地域農業と林業の労務の構造にあるのでしょう。

そうです。いま、まさに、農家は繁忙期。山に入れる
はずがありませんから。だから冬の楽しい作業の成果
が継続されないで、再び過酷な労力を要するのですよ。

せっかく冬の間に皆で整備した山なのに、一年経つと
竹薮に戻ってしまっていることを喜ぶ人なんていない
ですからね。で、もう一回、同じ事をしましょうって
いってもワクワク感っていうのはない訳でありまして、
山で遊んでいるというような気分から遠ざかってしま
うのです。このところをなんとか乗り越えなければ…。

だから
私と妻は、山に入る。私どもは山に暮らすのが好きだ。
二人で好い。大勢の人を誘惑できる時節ではないから。

もちろん遊びがてら作業にいらっしゃる方々は大歓迎。
その代わりそれなりの恰好をして安全第一の装備でね。

大きく構えてゆっくりと地味に静かに控えめな生活よ。
こういう生活スタイルを、いまやっと楽しめています。




by yskkyhh3 | 2014-06-16 06:14
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