ながらくAPS-Cサイズの一眼レフを使ってきたことで
標準レンズの存在を置き去りにしていた感が否めない。
そう、35mmフィルム時代の標準レンズ50mm画角よ。
私が初めて手にしたときのレンズ、それは標準50mm。
かつて
父親から許可もらって一眼レフのシャッターを切った
あのファインダーから覗いた世界は、肉眼とほぼ一緒。
そのころは確か明るくてもf値は1.8くらいであったか、
昨日予約注文したのはf1.2 現行Lレンズで最も明るい。
キャノン社のしかも大分か宇都宮で製造されるであろう
EF 50mm f1.2L USM の「2013年製」を予約注文した。
ここ一年くらいは
Canon EOS 5D + EF 17-40mm f4L USMを基本に撮影
してきてフルサイズ撮像素子超広角域の世界を楽しんだ。
隅々までもカリカリの硬い絵を撮り続けてきたのだが
そろそろ柔らかい美しい暈けの風合に回帰してみよう。
そう、フルサイズカメラの特性を最大限に楽しむため、
人間の肉眼の画角に最も近い標準50mmレンズなのね。
人間の目は目前の光景全体にピントを合わせてしまう。
でも、カメラの目はピントを合わせた物体のみ浮かび
あがらせ、背景を暈してくれる芸当を見せるわけよね。
その極薄に合うピント域と背景の色や明暗の暈け具合。
標準レンズの魅力を35mmフィルム時代へ、いま再び。
しかも
約2ヶ月後の納品を待つ楽しみというおまけ付きです。