この世の中、実用車から趣味の自動車までたくさんあるが、
果たして「しあわせ」なカーライフはあるのだろうか。
私の場合、ボルボ940GLターボエステートを10数年所有していた。
そのころが一番「しあわせ」だったのかも知れないといま懐古する。
もちろん、いまも十分に「しあわせ」なのであるのだが…。
あわせて妻の所有となっている初代ポロもとても息の長い自動車。
こちらは現役で、いま、私の日常の足として活躍してくれている。
これはこれでまたまた「しあわせ」なカーライフだと思っている。
ボルボは私の渡豪とともに知人を通じてある人のもとにいった。
帰国後どうなっているか気になって、知人にそれとなく聞いてみた。
どうやら廃車されている模様だ。
私は残念でたまらなかった。
私の希望としては、修理しながら乗り続けていて欲しかった。
そうすれば、買い戻すことができる。
でもね、購入金額から考えて修理代が高かったり、
走行距離が10万キロを超えていたりすると
日本人のほとんどは修理して乗り続けることを考えないで
手放すか廃車としてしまうのだよ。
安く売りすぎたか…。
このことが残念でたまらない。
そう改めて思う、今朝なのだ。
でも、しようがないね。
もう過ぎた事。
あきらめるしか無い。
いま、わたしのところにひとつのお話が舞い込んでいる。
それはとてもとても「魅惑な」ことなのだ。
'77年式ポルシェ911 Kシリーズ
走行距離約6万キロのノーマル車。
エンジンは2.7リッターで
アルシルシリンダー、アルミケースを装備する。
ナローと3.2リッターの人気の間でなかなか市場に出てこない
70年代後半のポルシェ911なのだが、この度出会ってしまった。
ボディは傷ひとつないまさにピカピカの状態。
エンジンはおろして完全オーバーホール済み。
現オーナーさんは、免許がなくなってしまって手放すらしい。
さて、「しあわせ」への見通しはいかに…。
写真:iPhone 4