人気ブログランキング | 話題のタグを見る
オーストラリア・デー 安静の一日
キーワードは、KKKと222。

KKKとはアメリカの白人優越主義非合法団体のことらしい。
222とは建国記念(侵略記念)222年目ということ。

アンチ・レイシズム(反差別)は豪州の教育部門でも
とりわけ重視されているところのものであるであるが、
ものごとはその歴史からもそう簡単には
解決させてもらえない状況であるように思う。

「多文化主義」はオーストラリア国家の根幹をなすところ故の苦悩なのだ。
私はそのように思っている。

日本でも「多文化共生」のお題目のもと研究が進められているが、ここ豪州の現場では、
「豪州を参考にしてどうする」といったネガティブな意見に接することも少なくない。

この意見は、私の知る限りにおいての在豪の日本人居住者やアングロサクソンからの生の声だ。

オーストラリア・デーは、純粋に建国を祝う一方で、
以下のような活動で一部暴走が生じる日なのである。

教育100年とひとくちにいうが、まだまだ時間はかかりそうである。

とはいっても、チャッツウッドはいつになく静かな穏やかな一日であった。
そう、私は、寝違えて首が回らなくなっていたオーストラリア・デーである。

安静の一日。



KKKの衣装で人種差別に抗議。

1月26日のオーストラリア・デーにケビン・ラッド首相の甥が、
全豪オープン会場外で、アメリカの白人優越主義非合法団体
「クー・クラクス・クラン(KKK)」の衣装を着けて人種差別に抗議、警察官に逮捕された。

ラッド首相の兄弟マルコム・ラッド氏と妻のツオイさんの息子バン・タン・ラッド君ともう2人は
左翼団体「革命的社会主義者党」のメンバーで、
3人は、メルボルンで頻発しているインド人襲撃暴行殺人とオーストラリア・デー祝賀に
抗議するため、バン・タン君ともう1人サム・キング君がKKKの白い三角頭巾をかぶり、
トーナメントの行われている会場の外でデモをしたところ、警察官に逮捕、警察署に連行された。

メルボルン、シドニーなどでインド人留学生が被害を受ける暴行事件の多発で、
インドの新聞がVIC州警察の捜査ぶりを批判し、
警察官がKKKの衣装を着けて記者会見するひとこまマンガを掲載したことがある。

KKKの衣装を着けていなかったジェームズ・クラフティ君は逮捕されず、記者に対して、
「オーストラリアの人種主義に抗議する平和なデモだった。

今日は、白人がオーストラリア先住民族から土地を奪った時から222年めの『侵略記念日』だ。
オーストラリアは今でもひどい人種主義の国で祝うことなどない」と語った。

また、「ラッドとキングは護送車に乗せられ、
フリンダース・パークからフリンダース・ストリート警察署に連行され、
暴動扇動で$200以上の罰金を言い渡された」としている。

逮捕される前、ラッド君は、インド人は他の少数民族に比べて2.5倍の被害率だが、
州政府も連邦政府も暴行が人種がらみだということを否定していると語っている。

また、ラッド政権の難民希望者収容政策も批判した。
AAPより

by yskkyhh3 | 2010-01-27 03:28
<< 医療保険制度、大規模改革で予算抑制へ 武雄市に移住したい人がまずはじ... >>