住宅事情については、これまで幾度となく触れてきた。
シドニーの住宅事情は、
とりわけ中心部から10キロぐらいでは高価格を維持している模様。
それも私どもが手を出せるような金額ではない。
日本企業のセキスイさんが進出していらしたが、シドニー中心部から
およそ自動車で40分から50分はなれたいわゆる都市周辺地域へのことである。
今後の動向が気になるところである。
シドニーで住宅を買うのなら今が好機。
不動産コンサルタント会社マクロプラン・オーストラリアのハラツィス社長の見解を基に、
5日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
同社長は、シドニーが過去15年間で最大の人口増加率を記録し、この結果住宅価格が高騰する
と予測。
この根拠として、
◇クイーンズランド州南東部の住宅価格高騰により、シドニーからこの地域に移動する人が減る
◇世界中から情報技術(IT)、金融、不動産関係の若い高所得者がシドニーに流入する
ことを挙げている。
また、シドニーの住宅不動産需要が伸びる一方で、都市周辺地域でも、
世帯持ちがより割安な住宅に流れることから需要増を招くという。
同社長は、今住宅を買えば、「利回りも資本成長率も良く、需要も伸びる」と主張している。
SQMリサーチのクリストファー社長は、
シドニーの住宅価格が向こう1年間で6~8%上昇すると予測。
全国の同4~6%を上回る数字だ。
これに対し、不動産調査会社プロパティー・インサイツのエリス社長は、
資源ブームによりシドニーの住宅需要は2010年に低下する可能性があると指摘する。
同社長によれば、資源が豊富な地域での求人の伸びにより、
労働者がこうした地域に移住してシドニーの人口増加傾向を緩和させるという。
NNAより