三夜かけて「官僚たちの夏」のDVDをここシドニーで視聴させていただいた。
決して懐古的にではなく現在の情勢に照らし合わせてみても大変興味深いドラマだ。
日本での放送は今年7月から9月にかけてなされた。
視聴率は9.1%ということらしいが、その筋の方々には評価が高い。
新聞やTVメディアが決して報道できないようなアメリカ国との関係に踏み込めた感じがもてる。
ドラマは「華麗なる一族」と同じ手法が取り入れられ、番組最後に次回予告が入るスタイル。
「佐賀のがばいばあちゃん」しかり、今時、業界のドラマ制作の視点は「昭和」にある。
そろそろオムニバス版の「佐賀のがばいばあちゃん」のお知らせがあってもよさそうだ。
ところで、「官僚たちの夏」のドラマのなかで、
日本のコンピュータ開発に取り組む「大沢無線」があるが、
このあたりのモデルは沖電気や富士通とのことである。
http://jp.fujitsu.com/museum/ikeda/exhibition/facom128b/
武雄高校物理部がなつかしい。
恥ずかしながら部長をさせていただていた私。
学校からの部の予算をコンピュータ購入資金に充てた。
イギリスから格安のマイコンを輸入して、
ディスプレイには真空管のあのデカイテレビを使用。
部員の自宅にあったものを寄贈してもらい、物理部室に設置。
部員はマシン語をひたすら入力し、プログラムを試走させる。
バグは部員協力して読み合わせをしながら見つけ出す。
なんともアナログなローテクな作業なのだが、楽しかった毎日が思い出される。
あるとき
先輩が購入なさっていたNEC PC-8000シリーズを触って
日本のコンピュータ技術の確かさと
最先端をいく日本のコンピュータを信じて疑わなかった。
当時、わたしの愛機は電卓。
カシオfx-602pであった。これも名機。
懐かしんでしまうのはこれ如何に。
この辺りでやめときます・・・。