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CPRS NSW州農業団体ETS反対運動
温室効果ガス排出量削減構想法案への反対運動が始まったようだ。
NSW州農業者連盟の動きに注目。


ニューサウスウェールズ(NSW)州農業者連盟(NSWFA)は13日、
温室効果ガスの排出権取引制度(ETS)を柱とした連邦政府の温室効果ガス排出量削減構想
(CPRS)法案への反対運動を開始した。
農業生産コストの増大につながるCPRSは受容し難いと主張している。

NSWFAのアームストロング代表はCPRSについて、
「危険な経済的実験がどのような結果をもたらすかを理解している者はほとんどいない」と述べた。
同代表はこの上で、
「『炭素経済』は勝者と敗者を生む。農業が除外されても、CPRSは生産コストの上昇を招き、
多くの生産者を廃業に追い込む」と危機感を表明した。

また、政府が算出した農業部門の温室効果ガス排出量の数字についても疑問を投げかけ、
牧草や作物が吸収する二酸化炭素を炭素クレジットとして認めるよう要求した。

さらに、温室効果ガス削減の必要性を認めた上で、対策として
◇石炭使用量の削減
◇再生可能エネルギーへの投資拡大
◇道路上の大型トラックや化石燃料の使用を減らすための鉄道インフラの改善
の3点を挙げた。

同代表は、
「政府は気候変動対策を要求する一方で、14基の石炭火力発電所の建設を承認しようとしている」
として政策の矛盾を指摘した。

NSWFAによると、農業生産者は国内食糧需要の93%を供給している。
CPRSの導入により「豪州の食糧供給と約300億豪ドルの食糧輸出が危機にひんしている」
(同代表)と警鐘を鳴らした。

NNA豪州農業ニュースより

by yskkyhh3 | 2009-10-23 04:33
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