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マルチカルチャリズムとコスモポリタニズム
このところ連日「多文化主義」関連の書物を読ませていただいている。
時々休憩を挟みながら、「多文化主義」の世界にどっぷりと身を置かせてもらっているのだ。

休憩時は、
例えば'melting pot'といった領域で過去を振り返りながらその雰囲気を味わうといったところか。
http://en.wikipedia.org/wiki/Melting_pot#Origins_of_the_term

そんな寄り道をしながらふと思ったことがある。
ちょと長い道草になるが、「コスモポリタン」についてである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/コスモポリタニズム

http://en.wikipedia.org/wiki/Cosmopolitanism


しかしながら、いろいろと情報を集めていても、多文化主義と
'Cosmopolitanism'を関連づけて考察した書物に出会っていないのである。

私の勉強がまだまだ浅いと言われればそれまでだが、なぜなのだろう。

私が自治体国際化協会の東京本部に勤務していたころ、
オーストラリア出身のプログラム・コーディネーターと話していたときのこと。

軽く質問してみたことがある。

「あなたはコスモポリタンですか?」と。
答えは速かった。「はい。そうです」と。

私は返答の速さとストレートさに一瞬たじろいだ。
「多文化主義」云々の事柄が返ってくると予想していたからだ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Multiculturalism

プログラム・コーディネーターはその一連の会話のなかで付け足した。
「オーストラリアの経済をささえるにはどうしても移民が必要なのよね。人口少ないから」と。

http://ja.wikipedia.org/wiki/多文化主義

豪州主流派の「エスニック・グループ」からの「コスモポリタニズム」の展開と捉えれば
「多文化主義」の背景や政策決定過程を考えていくうえでの道しるべとして面白いのではないか。

ちょっと道草が長くなったようだ。

マルチカルチャリズムとコスモポリタニズム_b0014152_6502324.jpg


11/07/2009 Alice Springs
by yskkyhh3 | 2009-08-25 06:51
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